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はじめに
「KUSANAGI」はWordPressが高速に動作するようにチューンアップされた仮想マシンです。高速で動くだけでなくコマンドラインからさまざまな環境設定が可能になっています。
コマンド
WordPress環境インストール
KUSANAGIの公式リファレンスでは「プロビジョニング」を言っていますが、要はWordPressをインストールする環境を構築するコマンドです。
次の一行でデータベースやWordPressのインストールが完了します。
kusanagi provision –WordPress –wplang ja –fqdn {ドメイン名} –email {EMAIL} –dbname {データベース名} –dbuser {データベースユーザ名} –dbpass {データベースパスワード} {プロファイル名}
例
GUIはわかりやすいですが、言語設定、ドメイン名、Let’s Encrypt のSSL証明書時のEMAIL登録、データベースの名前、ユーザー名、パスワードの入力をいちいち促されます。過去に構築したものと同じものを再度構築するような場合は、CUIでの環境構築は間違いもなく便利です。
ドメインの変更
ドメインを変更は、次のコマンドを走らせるだけでAPACHEの煩わしい設定が完了します。
kusanagi setting –fqdn {ドメイン名} {プロファイル名}
例
Let’s Encrypt のSSL証明書発行
ドメインを変更するとSSL証明書を作り直す必要がありますがKUSANAGIなら次のコマンドで簡単に作成できます。
kusanagi ssl –email{EMAIL名} {プロファイル名}
リダイレクト更新
HTTPからHTTPSへのリダイレクト設定も更新しておきます。
kusanagi ssl –https redirect {プロファイル名}
プラグインの更新ができない
プラグインで更新しようとしてもできない場合は、プラグインのユーザーがKUSANAGIになっていないか確認してください。
バックアップファイルを展開した場合など、APACHEユーザになっていることがあるのでその場合は、すべてKUSANAGIユーザに置き換えることで更新できるようになります。
CHOWN -R KUSANAGI:KUSANAGI PLUGIN/
自動更新
WordPress本体、プラグインやテーマの更新は毎回手動で行うのはとても面倒です。KUSANAGIには自動で更新する機能がありますので活用するとよいと思います。ただ、バージョンアップで仕様が変わったりする場合があるので知らない間に動かなくなっていたということが無きにしもあらずです。
FTP通信のパスワードが毎回聞かれる場合は、WP-CONFIG.PHPの以下の行を有効にしてPASSWORDを設定してください。
define(‘FTP_PASS’, ‘*******’);
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