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試験概要
試験名 :アクイア認定デベロッパー – Drupal 9
試験時間 :90分
受験料 :250ドル
問題数 :60問
合格ライン:65%
アクイア認定デベロッパーは、基本的なウェブ概念、サイト構築、フロントエンド開発(テー
マ作成)およびバックエンド開発(コーディング)の分野において、Drupal開発者としてのス
キルおよび知識の検証を目的としています。 この試験はDrupal 9をベースとしています。
この試験は、受験者の次の能力を検証します。
● Drupal 9をベースとしたデザイン、開発、デプロイ
● フロントエンド、バックエンド開発に関するDrupalコアの基本的なアーキテクチャに関
するベストプラクティスの理解
● Drupal 9のフロントエンド、バックエンド開発を用いたアプリケーションの開発と保守
● 新規のDrupal 9モジュールとテーマの開発、実装
● 既存モジュール、テーマのカスタマイズと拡張
このレベルで必要となる基本的な知識およびスキルには、次のエリアおよび対象コンポーネン
トがすべて含まれます。
● Drupalテクノロジーを用いた専門的な経験
● Drupal サイトのセットアップと構成
● Drupalモジュールの開発、実装
● 新規テーマの構築や既存テーマのカスタマイズ:既存テーマ、HTML、CSS、
JavaScript/JQueryに関する知識
● 既存モジュールのカスタマイズと拡張:既存モジュール、PHPに関する知識
試験取得までの道のり
Drupal入門コースを受講する
試験を受験予定の全ての方は、Acquia AcademyのDrupal入門コースに無料でアクセスできま
す。Drupal開発者向けに次のコースを提供しています。Acquia Academyにログインしてご活用
ください。
● Drupal 9 Site Building
● Drupal Layout/Theming Training
● Drupal 9 Module Development
コースを受講した後は、コースで学んだ概念を補強するために、自分で小さなウェブサイトを
構築してみましょう。
実務経験を積む
コースを修了したからといって、認定試験を受ける準備ができているとは限りません。試験を
受験するためには、いくつかの実務経験が必要です。少なくとも2〜3のプロジェクトに取り組
み、実務経験を積むことをお勧めします。
自己評価を行う
試験を受けることを決めたら、試験でカバーされている領域とトピック、およびそれらの相対
的な重みを勉強することをお勧めします。また、試験の構成でカバーされているドメイン/ト
ピックに対して、自分の得意分野と不得意分野の自己評価を行う必要があります。これは経験
豊富なDrupal開発者にお勧めの出発点です。
学習ガイドを活用する
自己評価に基づいて、いくつかのドメインやトピックの知識や経験を得る必要があるかもしれ
ません。Drupalを学ぶ最善の方法は、実際に作業したり、実験したりすることです。本ガイド
の試験の準備やリソース集が参考になります。
試験を受ける
この段階で、あなたは試験を受ける準備ができているはずです。アクイア認定 受験方法のペー
ジにアクセスして受験方法を確認します
試験ドメイン
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自己評価
試験のドメインとトピックに関して、スキルと専門知識の自己評価を行うことをお勧めしま
す。各トピックに対して、あなたのスキルを0〜10段階でランク付けします。知識や経験が全く
ない場合は0を、そのトピックを完全にマスターしている場合は10とします。
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試験の準備
5. 試験の準備
準備が必要なトピックのリストができたら、次の2つの課題に直面することになります。
1. トピックのための文書や知識のリソースを探して勉強する
2. 学ぶべきトピックを網羅した十分な実践的なケーススタディを見つける
知識リソース
入門的なDrupalトレーニングを、ドキュメントとオンラインリソースで補うのは良い考え方で
す。本ガイドのリソース集に、各学習領域のオンラインリソースとドキュメントのリストがあ
ります。
実践的なケーススタディ
2つ目の課題は、トピックをカバーする十分な実用的な事例を見つけることです。ここでは、準
備のための事例を見つけるためのいくつかのアイデアと提案を紹介します。
サイト構築
あなたやあなたのチームが過去1年間に取り組んだDrupalのプロジェクトをいくつか(3〜5個)
レビューしてみてください。サイトで使用されているコンテンツタイプ、フィールド設定、表
示設定、ボキャブラリー、ブロック、メニュー、Viewsを確認してください。
プロジェクトについて、以下を考えてみましょう。
● なぜそのような構成になっているのか?
● 何を変更したり、改善することができますか?
● クライアントによって提起された問題やサポート要求は何ですか?
● 初期設定にどのような変更を加えたのか、またその理由は何ですか?
フロントエンド開発
あなたのチームが過去1年間に開発したカスタムテーマを見つけてください。可能であれば、そ
れらがベースになっているソースデザインやワイヤーフレームを入手してください。テンプ
レートファイルとTwigの構文、CSSとJSファイルのレビュー、テーマに実装されている前処理
機能を確認してください。
● テーマはデザイン通りに実装されていますか?そうでない場合、どのような変更が必要
だったのか、その理由は何ですか?
● テーマリージョンは最適ですか?冗⻑性はありますか?
● テーマの設定はありますか?
● テーマ内のCSSとJavaScriptのファイルはどのように呼び出されますか?
● 前処理関数は使用されていますか?それはなぜですか?
もしあなたのチームが開発したテーマにアクセスできない場合は、公開されているテーマの
ソースコードを調べてみても良いでしょう。自分でテーマを作成すれば、さらに知識が磨かれ
ます。
バックエンド開発
バックエンド開発やモジュール開発に携わったことがない場合、この試験の準備は困難な作業
になる可能性があります。非常に複雑なモジュールや、要件やユースケースに固有である可能
性があるため、あなたのチームが開発したモジュールのコードを調査することは役に立つ場合
と役に立たない場合があります。この試験では、DrupalのAPI、コアプラグインシステム、およ
びそれらのアプリケーションを総合的に理解している必要があります。
このドメインの準備のために、モジュール開発の有償トレーニングに参加したり、シンプルな
モジュールを自作することをお勧めします。
独学で学習している場合は、モジュールのサンプルコードが詰まっているExamples for
Developersモジュールも参考になると思います。このモジュールでは、4.1項と4.2項でカバーさ
れているDrupal APIやコンセプトについて、高度にドキュメント化された作業コードのスニ
ペットを提供しています。
リソース集
Drupal開発のために知っておくべきツール
Drupalコーディング規約
Drupalコミュニティで適用されているコーディングのベストプラクティスと規約の概要です。
これらのコーディング規約は、Drupalの開発中にコードが生成される可能性のあるすべての領
域について詳細に記述されており、コミュニティで広く確立されたベストプラクティスを表し
ています。これらのベストプラクティスに従うことで、開発がよりスムーズに進み、Drupalコ
アやモジュールへの貢献がより容易に受け入れられるようになります。アクイアのテクニカル
サポートを利用してプロジェクトに取り組んでいる場合、これらはプルリクエストが遵守しな
ければならないコーディング基準です。
Drush
DrushはDrupalサイト開発の基本的なスキルと考えられています。
トピック別 参照資料
1.0 基本的なウェブ開発概念
● HTML、CSS、JS、PHPの学習教材
● Drupalでのライブラリ操作 (Javascript、Stylesheets)
● Drupal Javascript API
● Gitチュートリアル
● Gitの一般的なワークフロー
2.0 サイト構築
● Drupalユーザーガイド
● コンテンツタイプ
● タクソノミー
● ブロック
● メニュー
● Views
3.0 フロントエンド開発 (テーマ作成)
● Drupalのテーマ開発
4.0 バックエンド開発 (コーディング)
● カスタムモジュールの作成
● オブジェクト指向プログラミング
● 名前空間
● サービスと依存性注入
● Drupal API
● Drupalコーディング規約
● セキュアなコード
出典
https://docs.acquia.com/_downloads/study-guide-for-acquia-certified-developer-drupal-9.pdf
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