こちらのサイトではDRUPAL10に関連する記事を掲載しています。
はじめに
PlaywrightはNode.jsのライブラリとして開発されました。しかし、実はNode.jsでなくても動きます。今回はPythonを使ってPlaywrightをインストールしたいと思います。
似たようなツールに次のようなものがあります
Selenium
ThoughtWorksが出しています。
ブラウザ操作の自動化といえば、Seleniumが有名です。
Puppeteer
Googleが出しています。
作者はPlaywrightと同じ人のようです。
- Googleにいた時にPuppeteerを作る
- Googleを退職してMicrosoftに入る
- MicrosoftでPlaywrightを作った
前回Seleniumを使ってみてテスト自動化の可能性を感じました。しかし今回使用するPlayweightは「スクリプトの自動作成機能」という特筆すべき機能が搭載されています。スクリプトもかなりわかりやすくて改変がしやすそうです。またスクリプトには機械学習などのスクリプト言語としても採用されているPYTHONを使用しました。
インストール
Playwrightをインストールするには、次のバージョンのPythonがインストールされていることが条件です。
Python 3.7 Python 3.8 Python 3.9 Python 3.10
Playwrightのインストールは公式サイトに詳しく載っています。
$ pip install --upgrade pip
$ pip install playwright
$ playwright install
playwrightがコマンドラインで呼び出されない場合は以下のようにPythonコマンドから実行するようにします
$ python -m playwright install
Downloading Playwright build of chromium v930007 - 127.5 Mb [====================] 100% 0.0s
Playwright build of chromium v930007 downloaded to /ユーザーHOME/.cache/ms-playwright/chromium-930007
Downloading Playwright build of ffmpeg v1006 - 2.6 Mb [====================] 100% 0.0s
Playwright build of ffmpeg v1006 downloaded to /ユーザーHOME/.cache/ms-playwright/ffmpeg-1006
Downloading Playwright build of firefox v1297 - 72.1 Mb [====================] 100% 0.0s
Playwright build of firefox v1297 downloaded to /ユーザーHOME/.cache/ms-playwright/firefox-1297
Downloading Playwright build of webkit v1564 - 79.3 Mb [====================] 100% 0.0s
Playwright build of webkit v1564 downloaded to /ユーザーHOME/.cache/ms-playwright/webkit-1564
Windows環境へのインストールは以上です。
ちなみに、Linux(ubuntu)にインストールする場合は、次のコマンドでバッケージをインストールする必要があります。
sudo apt-get install libgtk-3-0
次にplaywrightのインストールコマンドを実行します。
python -m playwright install-deps
さいごに
Windows11にインストールするのはそんなに難しくありません。Playwrightを使うとサイトを訪問して自動でデータを収集することやテストの自動化もできるようになります。
次はPlaywrightを使ったサイトのデータの収集をやってみたいと思います。
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