【ngrok】ローカル環境をインターネット上に公開する

こちらのサイトではDRUPAL10に関連する記事を掲載しています。

ngrokをインストールする

(1) ngrok公式サイトでzipをダウンロードします
https://ngrok.com/download

(2) zipを解凍し、任意のディレクトリにngrok.exeを置きます。
※パスを通しておきましょう

(3) ngrokアカウントを持っていない場合、新規登録(無料)します。

(4) 登録したアカウントでログインして、ダッシュボード画面を表示します。

(5) Connect your accountに表示されているコマンド(認証トークン)をコピーします

(6) コマンドプロンプト画面にコピーして実行します

./ngrok authtoken [認証トークン]

以上でインストールは完了です

ウェブサーバーを公開する

(1) 以下コマンドを実行します

ngrok.exe http ローカルホスト
ngrok.exe http ローカルホスト:8080

コマンドを実行すると、ngrokサービスが開始され、ステータス、アカウント、発行URLなどの情報が表示されます。Forwardingと書かれた箇所が発行URLに該当します。

httpおよびhttpsのURLが発行されます。

外部公開用のURLが有効になっている(Session StatusOnlineになっている)間は、ngrokダッシュボード画面のEndpointsの下にあるStatusメニューでもURLやステータスを確認できます。

(3) 発行されたURLをブラウザに入力し、アクセスします

(4) 終了時はコマンドプロンプトにてctrl + Cでngrokサービスを停止します

SSHサーバーを公開する

次にSSHサーバを外部公開したいと思います。SSHサーバはデフォルトポートである22/tcpをリッスンして稼働しています。よって、tcp 22番ポートを指定して、ngrokコマンドを実行します。

ngrok tcp 22

実行すると、コマンドターミナルがクリアされて、ngrokの状態画面が表示されます。

まとめ

ngrokはHTTPとHTTPSのフォワーディングエンドポイントが用意されています。HTTPSのエンドポイントではSSL通信が可能です。

さらに特筆すべきは「tcp通信」をも公開することができます。ngrok tcp 22と実行すると、sshサーバを公開することができ、任意のポートのtcp通信を公開できます。telnetもsshもftpも独自通信も公開できます。

このサービスを利用すれば、ローカル環境で作成したサイトをクライアントに公開したり、ローカル環境のトラブルを遠隔でトラブルシュートしたりすることが簡単にできるようになります!

このサイトに関するご意見・ご質問はこちらまで

この記事またはDrupalに関するご質問がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

タイトルとURLをコピーしました